水原(華城)
1997年ユネスコより世界文化遺産に指定された水原の華城は、
朝鮮王朝第22代王である正祖の集権時期の1794年から2年をかけて建設された都市城郭です。
八達山の東に位置する水原華城は城郭の全体の長さだけも5.74kmに及び、
今のクレーンにあたる起重機を用いて煉瓦を焼いて積んだ城郭です。
水原華城は東側に蒼龍門、西側に華西門、南側に八達門、北には長安門が設けられています。
西将台 2重の楼閣として建てられた西将台は華城で最も高い八達山(海抜143m)の
頂上に位置する華城の総指揮本部です。西将台では水原市内を一目に見渡すことができ、
40km以内のすべての動きを観察することができ、
総指揮が可能でした。現在は楼閣だけが残っています。
空心敦 空心敦は戦時中に使われた観測所で、
城壁の上下に穴があり、外の動きを観察できるように設計されていて、
各階には銃砲を打てるように穴を作りました。
華城には元々3つの空心敦があったそうですが、
現在は西北空心敦と東北空心敦の二つだけが残っています。
訪花随柳亭 華紅門の東に立てられている訪花随柳亭は韓国の建築美と
伝統的な建物である亭子文化を思いきり誇る精巧で美しい亭子です
一回は行って見たい、ソウル旅行コースの一つである
観覧時間 |
3月-10月:09:00-18:00 11月-2月: 09:00-17:00 |
料金 |
大人:1.000ウォン、青少年:700ウォン |
お問い合わせ |
031-228-2763 |
行き方:
2号線 蚕室駅 6番出口 1007バス 華城行宮下車 歩いて5分
2号線 江南駅 7番出口 3000番バス乗車 八達門 下車
1号線水原駅 4番出口 11.13番のバスに乗車 華城行宮 下車
蒼竜門は華城の東にある門で、この門の規模と構造は華西門とほぼ同じである
その規模と構造は八達門と殆んど同じである。
華城を築造する当時に建てられた2階の台の上に楼閣があり、弩台の横には軍務所があった。 西将台に上がると城の全域が見下ろせるし、四方の100余里が一目に入る高い位置である 西将台は水原市内のどこからも見える所に位置していて、華城を代表する 象徴物として知られている。
北の方にある水門は華虹門(北水門)で、七つの虹霓の上に正面 3間、 側面 2間の楼床の形式の楼閣に建築された。また、華虹門の左・右には石の階段を作って楼上に上がれるようにしており、楼閣の建築面積は52.89㎡である。 7間の虹水門の中で中央の1間だけは高さと幅が大きいが、残りはすべて同じである。 水門の外側には鉄箭門を設置して敵の浸透を防いだ。 七つの水門を通じて綺麗な水が溢れながら水しぶきを上げて絢爛たる虹が華虹門を一層美しく見せてくれる。この美しい景色を華虹観漲と言って、水原8景の一つに数えられる。一方、城の南側には九つの水門で構成されていた南水門があったが、ずっと以前に水害によって流失し、現在は残っていない
この門は石で積んだ虹状の虹霓門も上に門楼を建て、周りの4方面には塀を囲み、前面には半月の形で壅城を築造したが、これは韓国の城門建築で一般的に見られる形式をすべて揃えたのである。 門楼は正面5間、側面2間の平面を成しており、内部には中央に高い柱を一列配置し、上・下層の大梁はすべてこの高い柱に連結されている。 上層の壁は下層の大梁の上に立建てられているが、このような重層門楼の構成方法はソウルの 崇礼門(南大門)、興仁之門(東大門)と基本的に 同一である。城門の高さは約20m程度で、屋根はウジンカクの形式を取って雄壮で重厚な魅力漂わせている
門楼の規模は正面 3間、側面 2間で柱の間はすべて開放されている。 床には中央間にだけ木の床が敷かれているが、これは下から見上げると石築の虹門の天井の役割をする。 八作屋根のこぢんまりした模様で、築城の時の原形がそのまま残っていて、宝物第403号に指定、 管理されている
城壁の上部は3層構造になっているが、下の層には軍士たちが自分の体を隠すことが出来るようになっている。 東北空心楼と西北空心楼の二カ所があるが、構造と機能が似ていて、すべて百字銃と払狼機などが発射出来るように銃砲の穴を開け、外部動静が探られるように作られている。 上層と重層の間には戸をつけて梯子を使って乗り降り出来るように作られており、内側には小さい戸を設置した
東将台は軍士たちの訓錬場として使うために作っておいた指揮本部で、錬武台と呼ばれる。東将台の建物の外には調錬場を設置し、右側には、5間の建物を建てて軍士たちが守るようにした